手を使うこと と 祈ること
「あなたは手を使って癒す人」と言われたことがあります。びっくりするぐらい何回も。
リンパケアの施術をしているので、わあ!ぴったりやわ嬉しい!と思ってその言葉を受け取りました。
お客様から施術後のお身体の軽さに「手からなんか出てるんじゃない?」とお喜びの声を頂くことも多いです。
そっとさわるのが得意なようです。
優しくふれるのが大好きです。
撫で撫でするのも大好きです。
手を使うことが好き。
パンを焼くことも好き。1回焼くのに4時間ぐらいかかります。最近はその4時間が取れるなら、孫のおもりがしたくて、あまり焼いていませんでした。
今日は、なんだか焼きたくなって。
手を使いながら祈っています。
大切なひとをなくしたお友達がいてて。彼女になんて言葉をかけたらいいか、と思ってて。
わたしも、ちょっと思い悩むことがあって。
この気持ちをなんて表現したらいいか、と思ったりして。
言葉は「それ」にするとたちまち少し違うと思って。わたしのなかの「これ」は見つけた言葉とはやっぱりズレていて。
そんなズレた言葉で、上手く伝わるのだろうか。と言葉にするのをためらって。それならばもう何も話すまいと思った事もあって。
でも、話さないと分かり合えるはずもなくて。
手を使って無心になって。
パンのことだけ考えて。
無心の先に祈りがあるのやろか。
そう思って手を使う。手を使い祈っています。