今日は、お客様の首と肩をさわらせていただきながら、
「ああ、身体って、ちゃんと教えてくれてるなあ」と、しみじみ感じた。

↑これは「さとう式リンパケア」のお仲間と施術し合いっこ中の一枚
この日のお客様のお悩みは首こり・肩こり、そしてなにより「疲れが取れない」。
でも、お身体そのものには、目立った張りや強い滞りは感じられなかった。
お話を聞きながら、暮らしのなかの“ちょっとした習慣”に改善のヒントがありそうだと思いリンパケアの施術をしながらお話を伺っていく
このお客様は20代。やわらかくて感受性豊かなお年ごろ。
その分、日々のリズムや情報の影響も、
心と身体に色濃く響いてしまうことがあるのかもしれない。
このお客様は
夜はシャワーで済ませる日が多く、
就寝中はスマホを枕元で充電しながら、目覚まし代わりに使っているとのこと。
お風呂に湯をはり入浴すると、お身体が温まるだけじゃなくて、
副交感神経に自然と切り替わりやすくなる。
睡眠中のスマホも、できれば別の部屋に手放した方がいい。
電磁波のことはもちろんだけれど、
「手の届くところにいつも情報がある」っていう状態そのものが、
脳や神経をなかなか休ませてくれないように思うから。
でも、こういうことは、“信頼関係ができてから”そっとお伝えするようにしている。
正しさを押しつけないこと。
若いうちから、“選べる情報”として届けること。
自分の身体を大切にする選択肢のひとつとして、そっと置いてもらいたい
今日のお客様には、特に反応はなくて
「できそうなことからやってみます」なんて言葉は、なかった。
もしかしたら、内心「変なことを言うセラピストだな」と思われたかもしれない。
それでも、それでいいとわたしは思っている。
ああ、思っていると書いたけど
そう思いたい。
すぐに届かなくてもいい。
言葉は、時を越えて届くことがある。
必要なタイミングが来たときに、ふっと思い出してもらえたら、そう願う
お客様のタイミングで
健康のための小さなヒントとして活きてくれたら
日々の暮らしは、たくさんの「小さな習慣」の積み重ね
不調の入り口も、整えるヒントも、その中にあることが多い。
そのきっかけの一粒になれたら何より嬉しい
