サロンでリンパケアをしながらのおしゃべり。時には恋愛相談も。
ある日のお話は、
お客様の彼がラインのメッセージの返信が遅い。
2週間ぐらい放置される時もある。というお話でした。 この方は20代後半のお客様です。
わたしが「そっかー。そんな時どう思うんですか?」とたずねると。
「んー。寂しくなる。」と。
わたしは「そうだよねー」とお返事しながら、その奥の気持ちをお聴きします。
「寂しくなって、どんな気持ちになるんですか?」
「んー。んー。 。。なんか大事にされてない気がする」というお客さま。
奥の方の気持ちが、ゆっくりと出てきました、
わたしは「そうだよねー」と言ったあとで、こんなお話をしました。
普通だったら、すぐに返信してくれる。わたしだったら。大好きな人にはすぐに返信する。
と、いうふうに考え出すと「そうしてもらえないわたし」は大事にされてなくて愛されてない。
という結論になっちゃうんやんねー。
「普通」の基準てさ。みんな違うかもしれやんね。
「わたしだったらこうする」が、「彼」は一緒じゃないかもしれやんね。
彼はわたしと違う別の人なんやから。
悲しいよな。 さみしいよなあ。
それは、大好きのしるしやな。
リンパケアしながらのお話なので、なんかお客さまの「身体」からも声が聴こえてきたように感じて。
「だからって、〇〇さんに魅力がないって事と違うの。価値がないって事とは違うんだよ」
と、わたしがぽつりと呟いたら、ベッドの上で、そのお客さまは、ポロポロと涙を流されました。
この方は若い方なので恋人とのお話でしたが、わたしのような50代の女性が夫や家族に対して感じる気持ちにも通じるように思いました。
「夫が〇〇してくれない」「友人からひどい事された」も同じ考え方ができるように思っています。
わたしも、そういう事ありました。
大事な人に、された事に、
してもらえなかった事に、
自分の価値をくっつけて考えちゃって、落ち込んでだりした事もありました。
この落ち込みは、物事を、ややこしくしがち。
もともと、相手はわたしに価値が無いとか魅力が無いとか、そんな事考えてもいないのに、わたしが勝手にくっつけてるだけ。
そのくせ、ひどい!と勝手に拗ねてしまうんですね。
「普通」ならこうする。
「普通」ならこんな事しない。
「わたし」ならこうする。
「わたし」ならこんな事しない。
その基準は、わたしのもの。
大好きで大切な人には同じ基準であって欲しいと願うけど。
やっぱりさ、わたし以外の人なんやから、違う基準や価値観を持つこともゆるしていこう。
「そんな事されると、わたし、さみしい」の気持ちは伝えて。
大好きやから、そんな事されると心細くなるん。とか。伝える工夫は、また今度書こうと思います。
思うような反応が無くても、
それがあなたの魅力が無いって事とは違うよ。
あなたの価値とは関係ないよ。
そう思ってしまうのは、もしかしたら、あなた自身がご自分の価値を低くみてしまってるのかもしれないね。
ベッドから降りられる前に、
もう一度、そのお客さまに伝えました。
あなたは宝物です。いつもリンパケアの時にはそういう気持ちでお手当てをしています。
笑顔になって帰られました。